パチンコ店の給料以上に稼ぐアルバイト、その方法とは？
25年前に私がアルバイトしていたパチンコ店の話。その店はほとんどが大学生のアルバイトで運営していた。時給は750円と激安。しかし、アルバイト達は文句も言わず毎日働いている。
大学4年間をパチンコ店のアルバイトに費やす人もいた。なぜなのか？実際にアルバイトをしてみて実態がわかった。それは…
玉貸し現金サンドやハンドルからの副収入が多かった
当時はCR機はなく、全て現金（100円、500円）を投入して玉を借りるシステムだった。玉貸しサンドは相当古く、硬貨を投入しても感知せず返却口に戻ってくることもしばしば。
そして、当時はハンドルを固定するのに100円玉、500円玉を挟む人がほとんどだった。台入れ替えがほとんどない当時はハンドルは硬貨の挟まれ過ぎでガバガバ。500円玉を2枚挟まないと固定できないハンドルもあった。
熱くなっている客は玉貸しサンドの返却口に硬貨が戻ってきている事にも気づかない。そして大当たりするとうれしさのあまり帰る時にハンドルの硬貨も忘れてしまっている。
それをアルバイト達は狙っているのである。そして稼げるシマが存在し、取り合いになる。そのシマとは…
もっとも稼げるシマ（パチンコ台）は…
フルーツパンチやアレジンなどの一発台である。一発台はギャンブル性が高く、大当たりしにくいが当たると出玉が多い。そんな台を選んでいる客は大量に両替して、いくらあるのかも把握していない。500円玉を湯水のように使い、連チャンを狙う。
逆に羽モノコーナーは少ない投資でお小遣いが稼げる程度なので硬貨を忘れる人はほとんどいない。なので一発台のシマの取り合いになるのである。
一発台のシマは稼げるがデメリットもある
とにかく客のガラが悪い。態度も悪い。負けてイライラしている客に絡まれる事は日常茶飯事。気の弱い人は向いていない。しかし、ガラの悪い客の対応に慣れたバイトは稼ぎ放題である。
1日に5,000円以上稼いでいる先輩アルバイトもいた。そのパチンコ店はどんぶり勘定経営だったのでアルバイト達には天国だった。食事付き、たばこ付き、そしてお小遣い付きだったのでみんな長続きしていた。
