今と昔のパチンコ店で働く環境は激変した

店内を見回してみて、客層までもが当時と違っていた。では30年前と現在のパチンコ屋どちらが良かったのか?
パチンコ店内がキレイすぎる!

30年前は床は板張りでたばこの焦げ跡だらけ、トイレは負けた客が嫌がらせで小便やゴミをまき散らし店内は霧が出たのかというくらいに煙たかった。店内の床にはパチンコ玉やコインが散乱しており、それを拾ってたばこなどに交換する人もたくさんいた。
店員の接客がマニュアル通りで人間味がない

しかし、常連さんには愛想がよく作り笑いなどしないのでなんとなく信頼できた。人間性はわからないが。そして年齢層は高めで30代以上の人たちが多くいた。全員が訳あり人間なのでお互いの事は深く詮索しないという暗黙のルールが存在した。しかし、お互いの気持ちがわかるのか助け合い絆が強かった。
当時のパチンコ店は訳ありの人たちの唯一の居場所だった

30年前がよかったとは言えないが、人間味があったことは確かだといえる。自分のせいとはいえ、社会からはみ出してしまった者が唯一生きていける場所だったのである。社会を正しく、きれいにしていくのは間違いない。しかし、いつの時代も一般社会には適応できない人がいる。その人たちはこれからどうすればいいのか?昨今そのような人を受け入れる職場がなくなってきている事が悲しい。