役職は男性ばかりのパチンコ店
昔のパチンコ店と言えば『男性ばかりの職場』だった。女性もいたがあくまでカウンター業務や雑用がメインの仕事だった。
そんな環境の中、初の女性主任が誕生した。
一癖も二癖もあるパチンコ店員
当時のパチンコ店員は癖が強く、人の言う事なんて聞かない。ましてや女性ではなめられて業務に支障をきたす。ですので管理職は『イカツイ男性』じゃないと務まらなかった。
実際、私も彼らを扱うのは大変だった。悩み過ぎて出社拒否になりそうな時もあった。管理職になった人は長くは続かなかった。
まさかの女性主任誕生
それは部長の一言から始まった。
明日から女性社員の田中さん（仮名）を主任にするからよろしく
最初は「なに冗談言ってんだ！このおっさんは！」と思っていたが翌日本当に田中さんは主任として出勤してきた。私は思った。
「ほんまに務まるんかいな…」
結局、田中さんは部長のお気に入りの○人で給料を上げてやる方法として主任に任命されただけだった。
とにかくめんどくさい女性主任
主任になれば率先してパチンコ店員の手本にならなくてはいけない。しかし彼女はそんなことは全く考えていない。そして『女性だから』という事をガンガン出してきて仕事にならない。
女性なので重いものは持てません
女性なので客とのトラブルは怖いので注意出来ません
そして女性店員やアルバイトを優遇し、男性社員やアルバイトをこき使う。好き嫌いも激しく好みのイケメン店員にはやさしく接する。
このような毎日が続き、男性店員から苦情が絶えなかった。そして極めつけが
今日は生理なので休みます。
中にはひどい人もいるのでそれはそれで仕方ないが、生理不順とかで月に何回も休む。朝の開店に来なかった時もあった。
パチンコ店の管理職は基本ブラック
管理職になると決まった勤務時間というものがなく、基本1日中だ。男の私でも精神的に、肉体的にきついのに女性ではなおさらだろう。
結局女性主任は3ヶ月ももたなかった。
部長も部長で思い付きで決めないでほしい。部長のお気に入りだからと言って社員の誰もが彼女のツケを被るわけがないだろう。女性主任はそのまま退職した。
女性でこれからパチンコ店の管理職を目指している人は『覚悟』を持たないといけないでしょう。精神的、肉体的にも楽な仕事ではないですから。
