199年頃、車に鍵を閉じ込める人がたくさんいた
今ではほとんど遭遇しないが当時は車のカギを車内に置いたまま、ロックしてしまうパチンコ客がたくさんいた。
早くパチンコを打ちたくて冷静さがなかったのか、同じ人が何度も何度も鍵を閉じ込めてしまう。普通ならJAFを呼ぶところだが面倒くさいのでパチンコ店員がカギを開けていた。
ドアロック解除専用工具とマニュアル書が事務所に常備されていた
写真の工具を窓ガラスの隙間から差し込み、先端のフックをロックされている箇所にひっかけて開錠する。
車種によって位置が違うが、車種ごとの鍵の位置を示した説明書が事務所にありそれをもとに開錠した。作業するのはなんとパチンコ店の大学生のアルバイト。バイト歴が長い人は上達しすぎてマニュアルなしでも感覚だけで開けていた。
早い人なら5分もかからず車のドアロックを外してしまう。
もう車上荒らしで食っていけるレベルである。
私は2年バイトして開けたのは10回ほど。最初は違う部分にひっかけてしまい失敗の連続だった。しかし、自分の車で練習して上達した。その技術は、その後全く役に立たなかった。
ところであのマニュアルはどこから手に入れたのか?いまだに疑問である。